【News】野並小学校 防災教室
いざという時に手助けできる人に
天白区内で初の体験型防災教室を実施 野並小学校
11月28・29・30日の3日間、2学年に分けての防災教室が野並小学校で実施された。この防災教室は体験型の防災教室で天白区では初の試み。地域や消防署、区役所が協力して行われた。
はじめに、学区で大人に向けた防災活動をしている学区防災サポーターの舘栄治さんが、阪神淡 路大震災を例に挙げ、被害状況などを話した。他に「自分たちの身は自分たちで守ろう」と、地震が起きた際の避難方法や事前に準備しておくことを伝え、児童らは真剣な表情で耳を傾けていた。
次に高学年が段ボールベッドとパーティション(トイレ)を自分たちで設置し、低学年はその様子を見て学んだ。体験することでいざという時に手助けできる人になれたらという思いからだ。
最後は実際に居住スペースで1分間過ごしたり、パーティション内の見学をしたり、段ボールベッドに寝たりと、避難所での生活を体験した。児童らは「居住スペースが狭いなぁ」「ベッドは丈夫だね」などと感想を話していた。
高学年の児童らは準備も片付けも行い、低学年の案内もするなど大活躍だった。日頃から人の話をよく聞くことを伝え、体験して学ぶことを大事にしている同校。今回の防災教室でも児童らは静かに人の話を聞き、積極的に取り組む姿が印象的だった。
野並小学校
名古屋市天白区野並一丁目60番地