【News】なごや生物多様性センターまつり開催

多くの子どもから大人まで
生き物と触れ合い大切さを学ぶ
なごや生物多様性センター

生き物たちの豊かさやつながりの大切さを楽しく学べるイベント「第9回なごや生物多様性センターまつり」が11月9日、なごや生物多様性センターで開催され、生き物に興味のある子どもから大人まで多くの来場者が訪れた。

会場内には生き物について展示で学んだり、ワークショップで体験できるブースが多く並ぶ。
同センターは保全している生きものや収蔵している標本を特別公開。ミニ博物館では標本の展示の他に擬態する虫を探すコーナーがあり、枝や葉に擬態したナナフシなどの虫を一生懸命探す姿が見られた。
カブトムシの幼虫を育てているという悠之介くん(小学1年)は「虫が大好き!隠れた虫を探すのが楽しかった」と、鳥や猫が好きな琴子ちゃん(小学3年)は「動物保護に興味があります。色々な話が聞けてうれしい」と楽しそうに話した。

標本などを展示するミニ博物館
隠れた虫を探す琴子ちゃん(写真左)と悠之介くん

ミニ水族館では名古屋で生息する生き物に興味や関心を持ち、現在の危機的な状況を知ってもらいたいと、住んでいる環境によって生き物が異なること、在来種や外来種などが分かるような生体展示を行った。
スタッフが水槽近くに控え、来場者へ生き物について説明したり、質問に答えた。

水槽を見ながら夢中で質問をする子どもたち

同センターは、在来する淡水魚を絶滅させてしまう恐れのある外来種ブラックバスの駆除の一環として、ブラックバスを試食できるブースを出店。淡白な白身を唐揚げにし、来場者に振る舞った。
試食をした上條さん親子は「おいしいです。白身魚としてもっと活用できたらいいのに」と感想を。

ブラックバスの唐揚げを手に「おいしい」と笑顔の上條さん親子

ステージでは中高生の日頃の活動発表の他、科学好きの学生団体「henka.」によるサイエンスショーが開催され、来場者を楽しませた。
ハスの種、テッポウウオ、微生物をテーマに3種類のショーを行い、「全ての生き物はつながっており、循環している」というメッセージを伝えた。

サイエンスショーに参加する子どもたち

名古屋市天白環境事業所が開催する「お絵かき収集車」では、子どもたちが好きな生き物をごみ収集車の車体に自由に描いた。
この収集車は1月まで天白区内を走行する予定。

思い思いに好きな生き物を描く子どもたち

同センター職員はイベントを振り返り、「多くの方にご来場いただきました。普段の生活の中で少しでも生き物や環境のことについて意識するきっかけになればうれしいです」と語った。

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