【News】平針南学区「第20回福祉まつり」で住民が集う

福祉まつりに94人が参加
生演奏と講演で心豊かに
平針南学区

11月5日、「第20回福祉まつり」(平針南学区地域福祉推進協議会主催)が平針南集会所で開催され、学区住民94人が参加した。はじめに同協議会会長の浅井知子さんがあいさつをし、同まつりが始まった当時を振り返り、「福祉は、『つう らし あわせをねがう』です。福祉まつりは集まってくれた方のしあわせを願って開催しています」と話した。

参加者へあいさつをする浅井知子会長

その後、古井麻美子さんのバイオリンと杉山知子さんのチェロの生演奏が始まった。優しい音色が会場に響き渡り、参加者はその美しい音色に、しばし酔いしれていた。9曲を演奏し、最後には参加者らもいっしょに「見上げてごらん夜の星を」を歌った。

バイオリンとチェロを演奏する古井麻美子さん(左)と杉山知子さん

続いて、映画「折り梅」の原作者である小菅もと子さんによる講演「忘れても、しあわせ」が行われた。同作品は、小菅さんが認知症になり介護が必要になったマサ子ばあちゃんとの暮らしを描いたもので、当初は「認知症」を全く知らない状態で始まった介護生活の中での辛かったことや気付きなどを話した。

マサ子ばあちゃんとの介護生活を語る小菅もと子さん

小菅さんは、マサ子ばあちゃんが絵画に出会い個展を開いたこと、有償ボランティアに話し相手になってもらったことなどを伝え、「オープンにすることで理解につながると思います。一人で抱え込まずに利用できることは利用し、介護者の自分も大切にすることも大切」だと話した。
「認知症になっても平針南学区で楽しく暮らせたら」と語りかける小菅さんの話に参加者はうなづきながら聞き入っていた。

マサ子ばあちゃんの描いた作品を紹介

その後参加者は、学区の住民の作品展やバザー、ゲームに参加したり、コーヒーコーナーで友と語り合った。会場内では社会福祉法人「ほっとはむ」のクッキーなども販売され、参加者はそれぞれに楽しい時間を過ごしていた。

赤い羽募金をしてゲームを楽しむ参加者
学区の住民による作品展
数々の作品に目を輝かせる参加者ら
「ほっとはむ」が販売するクッキーを購入する参加者

平針南学区地域福祉推進協議会の浅井知子会長は「年に一度、地域の方や各自で活動している団体が集まれる場所作りを企画しました。多くの方が参加してくれてうれしいです」と笑顔で語った。

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