【News】天白高校で交通安全教室を開催
自転車の交通ルールやヘルメットの必要性
学んで安全に通学を心掛ける
天白警察署
4月11日、天白高等学校で1年生の約400人を対象に、天白警察署と交通安全指導員が交通安全教室を開催した。
はじめに同校の近隣である植田、植田北、植田東、植田南学区で小学校の登下校の指導をしている交通安全指導員らが、自転車での横断歩道の渡り方や信号の見方など交通ルールについての講話を行った。また、夕暮れ時の服の色の見え方を実感してもらい、明るい色の上着や反射材の使用を勧めた。
交通安全指導員は「皆さんが交通事故の被害者にも加害者にもならないことを願っています」と交通安全のメッセージを伝えた。
つづいて天白警察署員らが、16歳から免許証不要で運転が可能となる特定小型原動機付自転車の乗車方法と交通ルールについて講話を行った。
実際に警察署員が特定小型原動機付自転車に乗って見せ、道路標識や禁止事項などの交通ルールを説明。ヘルメットの正しいかぶり方も案内し、交通事故死者の7割が頭部損傷が致命傷となっていることからヘルメット着用の必要性を伝えた。
生徒らは講話に真剣に耳を傾け、「ヘルメットを着用することによって、少しでも安全に乗車できることを学習した。今後はヘルメットを着用したい」、「スピードの出し過ぎが交通事故のほとんどを占めているので、自転車のスピードを落として安全に運転したい」などと感想を語った。
全校生徒の約7割が自転車登録をしているという同校。横山成年教諭は「我々教員は、今後も交通ルールの遵守と安全な通学を心掛けるように指導を継続していきたいと考えています」と交通事故防止への思いを語った。
天白警察署の三浦文治警部補は「特定小型原動機付自転車は、高校1年生も16歳になれば乗車可能となります。手軽に乗れるものですが、左側通行、車道通行、車両によっては免許が必要なことなどの交通ルールをしっかりと守り、高校卒業後も安全に利用していただきたいと思い、今回の交通安全教室を行いました。今後も機会があれば、学校での交通安全教室を行っていく予定です」と話している。