【News】音聞山佛地院で消防訓練

文化財を守るための消防訓練
放水に歓声を上げる園児たち
天白消防署

1月26日に制定された文化財防火デーにちなみ、天白消防署では毎年、天白区内の歴史ある寺院や神社で消防訓練を行っている。1月30日、音聞山佛地院で火災が発生した際に被害を最小限に抑えることを目的とした訓練を行った。同訓練には音聞山保育園の年中園児約60人とみゆき山保育園の2歳児18人も参加した。

訓練前に園児に話をする消防隊員たち

訓練は同院本堂でろうそくが倒れて出火した場合を想定して行われた。はじめに副住職夫妻が「消火器での初期消火」を行ったが、火が消えなかったため「119番へ通報」し、「重要物品の持ち出しと安全な場所への避難」を行った。到着した消防隊員に大塚隆寛住職が現状を報告。その後、消防隊員たちが放水で消化活動を行い、訓練は無事に終了した。
訓練に参加していた園児らは、放水の様子を見て「わぁー」と歓声を上げ、訓練後には「かっこよかった!」と目を輝かせた。

現状を報告する佛地院の大塚隆寛住職(写真右)
消火活動を行う消防隊員たち
消火活動の放水の様子を眺める園児たち
消防隊員の活躍に目が釘付けの園児らたち

同院の住職でもあり、音聞山保育園とみゆき山保育園の理事長兼園長でもある大塚隆寛さんは、「地震や火事、不審者の訓練は定期的に行っています。実際に消防訓練を見ることで、日頃の訓練の大切さを学び、心構えが変わると思います。子どもたちにとっても近くで消防車を見る機会がないので今日の訓練が印象に残るといいですね」と訓練を振り返った。

天白消防署予防課の竹尾公一課長は、「天白区には文化財がたくさんあります。火事を起こさないことが一番ですが、起きてしまっても消火活動が滞りなく行えるように、普段から訓練を意識して防火に努めてもらえたら」と語った。

消防隊員らに語りかける天白消防署予防課の竹尾公一課長

天白消防署ホームページ
https://www.city.nagoya.jp/shobo/page/0000157408.html

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