【News】オーネスト希望「希望まつり」を開催
10周年を迎えた希望まつり
利用者の楽しさと自信につながる催し
障害者支援や入所施設などを運営する社会福祉法人紫水会「オーネスト希望」(=植田山)の「10周年希望まつり」が10月26日、同施設で行われ、日ごろ同施設で生活している利用者が、家族や後見人らと年に一度の祭りを楽しんだ。
利用者らは、グループで活動しているダンスや和太鼓を披露したり、職員手作りのゲームで遊び、家族たちとの絆を深めていた。



同施設では「自分の意思で選ぶ」ことを大切にしていて、たとえば、ドリンクコーナーでも数種類のジュースが用意され、利用者が各自の好みで選んでいた。

今年はスヌーズレン体験も開催。スヌーズレンとは、オランダ語の「くんくん匂いをかぐ」と「うとうとする」という2つの言葉をあわせた造語で、光、音楽、触感、香りなどの心地よい感覚刺激を提供し、それらを楽しみながらリラックスしてもらう癒やし空間、活動のことで、普段落ち着きがない人が心地よく過ごしたり、眠りについたりする効果もみられるという。来場者の中にもスヌーズレンを体験する人もいた。

最後に利用者らは、毎年恒例の手作りの神輿(みこし)担ぎを行った。この神輿担ぎも今年で4回目となり、利用者らの参加意欲も高まってきたという。祭りを終えた利用者らは「楽しかった」、「またやりたい」と特別な日の感想を話していた。


同施設の都竹三千代施設長は「利用者さまは同じことを続けることで安心感を持ち、経験を積み重ねていくことで自信につながります。希望まつりがオーネスト希望に関わる皆さんの伝統になることを願い、これからも続けていきたいです」と熱く語った。
(取材協力:ふるさと大好きLabo)


