【News】天白警察署と名城大学が交通安全教室を開催
学生を対象に自転車の交通ルールを周知
タブレットを使い気軽に取り組める工夫も
令和5年4月1日から自転車乗車用ヘルメットの着用義務が全年齢化されたが、天白警察署によると着用は13、5パーセントと低調だという。交通安全教育の機会が少ない大学生の自転車事故防止を図ることを目的に、天白警察署と名城大学が4月14日、同大学天白キャンパスで学生を対象に交通安全教室を開催した。

同教室は名城大学ボランティア協議会の協力で開催され、行き交う学生に声を掛けてタブレットで交通ルールに関する⚪︎×クイズ6問に答えてもらい、ヘルメット着用を啓発する目的で行われ、他にも啓発動画を流したり自転車のルールがまとめられた冊子やチラシを配布した。
クイズに挑戦した学生らは「満点でした!」と笑顔を見せる人が多い中、答えを選びながら解答し「ルールを理解していると思っていましたが、不十分でした」と話す人も。日常、自転車に乗っていても誤った解答をする人が多くいるなど、交通ルールを改めて見直す機会となったようだ。


同イベントは発案もクイズの内容も同協議会の学生らが行ったという。クイズを考案した同協議会副会長の三浦真人さん(理工学部3年)は「大学生になると自転車に乗る機会も減り、交通安全教育の機会が少ないまま社会へ出る人が多いです。そんな皆さんに忘れやすい交通ルールをクイズにして、再確認してもらえるような内容を考えました」と主旨を話す。

天白警察署の澤田洋二署長は「自転車も車輌の一種なので交通ルールを守って気を付けて乗ってほしい。また、交通事故で怪我した人の7割がヘルメットを着用していません。自分の身を守るためにもヘルメットの着用をしてもらえたら」と呼び掛けました。